初めまして!23卒の堺です。
新卒ブログリレー第2弾のテーマは昨年に引き続き「新卒採用の裏側」です!

今回は、実際に弊社の面接を担当されている人事部・部長・役員・代表の計5名に新卒採用にかける想いについてインタビューしました!

まず、簡単に私の自己紹介をさせてください!
私の出身は宮城県仙台市で、大学入学を機に新潟に4年間住んでいました。
大学在学中は学園祭の実行委員会に所属し、ミス&ミスターコンテストの企画・運営をしていました。
イルグルムに入社したいと思ったきっかけは、アドエビスというサービスの中立性に魅力を感じたことと、社員面談や面接をしていただく中で、目の前の人にとことん向き合い理解しようとしてくださる社員の方々の姿勢が、自分の理想である社会人像と重なったことです。

 

就活中の学生さんにとって、会社の雰囲気や価値観は重要なポイントの1つだと思います。でも、説明会や選考という限られた時間でそれを理解するのはなかなか難しいですよね。

就活中に私もよくイルグルムのわを読んでいたので、この記事を通して「イルグルムって、こんな人が輝ける場所なんだ!」「役員や代表ってこんなキャラクターの方なんだ」など、すこしでも採用する側の思いを知っていただくことで、選考準備のお手伝いができれば嬉しいです。

インタビューは、
人事部から、新卒採用担当の畑本さん部長の松井さん
部長面接をご担当されている、アドエビス事業部部長の廣さん
役員面接をご担当されている、執行役員の吉本さん
最終面接をご担当されている、代表取締役社長の岩田さん

以上5本立てとなります!
長い記事になってしまいましたが、極力生の声をそのまま文字に起こしているのでぜひ読んでいただけると嬉しいです。

人事部新卒採用担当:畑本さん

ー本日はよろしくおねがいします。早速ですが、人事面接で確認しているポイントはどんなところでしょうか?

一貫してどういう人なのかを知りたいので、ご自身の強みをお話しいただくことが多いです。
学生さんにとって、人生に一回だけの大事な新卒カードをどこで切るかは重要な選択だと思います。なので選考という名目ではありますが、学生さんの善し悪しを判断するわけではなく、その方の思いがイルグルムで働いていく上で叶えられるかどうか、強みを活かしてイキイキ働けるかどうかみたいな基準で見ています。

最終的には合格不合格という結果にはなりますが、不合格だったからといってその方が悪かった訳ではなく、よりよい選択肢があるんじゃないかと。なので学生さんも着飾ったり取り繕ったりせずどんどん情報を出してもらって、「それならイルグルムでこんなことが出来るよ」「こんな部分と合っているな」とお互いに確認できる場として面接の時間を使いたいというのが私の思いです。

 

ーなるほど、詳しく教えていただいてありがとうございます!
次の質問です。技術職の募集要項に関して「学業や研究スクール、趣味等でプログラミング経験がある方」と記載がありますが、具体的にはどれくらいの経験や技術力があればイルグルムで働けるのか教えていただきたいです!

エンジニアは入社後にスキル面や技術力が必要な職種なので、どれだけ意欲的に学んでもらえるか、どれぐらい成長できるか、つまりポテンシャルの部分を重視しています。
成果物を提出してくださる方もいますが、面接同様そのレベル感だけではなく、どういう思いで作ったのか、学んだことをどう自分の中にインプットして開発物としてアウトプットしたのかを見たいですね。

求める人物像を説明する際は、「没頭力」と言うことが多いですが、プログラムに触れることにワクワクするとか、時間を忘れるぐらい集中できるようなタイプの方達は、きっと入社されてからもいろんな自己研鑽を積んでいけると思います。
特にイルグルムは自社開発なので、面白いことがたくさんできると思うんですよ。自分たちの力で考えたり、チームでいろんな意見を出し合って、新しいことにもどんどん挑戦していける環境だと思うので、技術が好きで、没頭力を持って取り組んで来られたような方たちが向いているのではないかと思っています。

ー没頭力でいうと、まさに23卒の技術職2人はまさに技術がとにかく好きで、それを活かして何か人の役に立ちたい、活用してもらうためにどうしたらよいかまで考えられるような方です。技術職の求める人物像と一致していると思いました!
(技術職志望の学生さんは、ぜひ社員面談でお二人と話してみてください!)

 

ー次の質問に移ります。新卒の配属先はどんな部署ですか。また、どのようにして決めているのでしょうか。

毎年部署が決まっている訳ではないですね。もちろん採用の段階である程度イメージは付いていて、総合職であれば、自社の製品やサービスをお客様に対して提案したり、伴走支援をしていく業務に就くことが多いです。
また、その学生さんの特性や方向性、希望をヒアリングしたうえで他にも適性検査の結果や、研修中の様子も確認しながら、人事と現場の上長で話し合って決定しています。

 

ー最後の質問です。イルグルムの採用では社員との面談を希望される学生さんが多いですが、面談ではみなさんどんな話をされているのでしょうか。学生さんが面談をどんな風に選考に活用されているのか、気になります!

選考序盤は年齢層の近い先輩社員との面談希望が多いです。そもそも自分の就活軸が定まってなかったり、まだ悩みながら進めている方も多いので、リクルーターの皆さんにフォローしてもらいながら人事も一緒に入って、思考の整理のお手伝いをしていました。

どうしても採用の定員があるので、選考で不採用になったり、途中で辞退になる方たちもいるんですが、面談を希望される学生さんが実際に入社するかどうかは関係なく、自分自身就活で迷ったことがあるから、その方の就活自体を納得できるものにしてあげたい。最終的にイルグルムに決めてくれたら嬉しい、というスタンスで皆さん面談をしています。

イルグルムに興味を持ってどんどん質問してくださる分には、私たちも応えたいなと思っています。今年も多い方だと十人以上面談した方もいらっしゃいます。
オフィス訪問も可能ですので、会社の雰囲気や、どういう人たちが働いているのかなっていうところに関心を持って希望される方もいらっしゃいます。

ー23卒の同期も多くのメンバーが面談、オフィス訪問をしていました!就活生の皆さんにもぜひ、たくさんの社員と話して、納得感をもってイルグルムを選んでいただけると良いかと思います。

人事部部長:松井さん

ー本日はよろしくお願いします!早速ですが、松井さんを含め、人事部の皆様が採用活動で大事にしていることは何でしょうか?

私が大事にしていることで、一緒に働いてもらっている人事のメンバーにも伝えるようにしていることなんですが、採用活動において選んであげるとか採用してあげるというスタンスは絶対にないと思っているんですよね。いかにこちら側が雇用するという関係だったとしても、学生の方々も会社を選ぶ立場なんだという。そこは対等なんですよという考えがすごく大事だと思っているんですよ。

対等とひとことで言うと良い会社だな、ホワイトな会社だなと聞こえるかもしれないですが、むしろ危機感を持って仕事をしないといけない環境です。社員にとっては「採用してあげるよ」「働いてくれたらお給料払うよ」、という主従関係のほうが、その関係を受け入れさえすれば守ってもらえるので楽だと思うんですよ。でも、対等ということは、社員もちゃんとアウトプットしないといけないから緊張感がある訳です。

もう一つ、会社の良い部分だけを伝えるのは学生さんにとって良いことなのか?という意識を大切にしています。というのも、「どんな人にとっても良い会社」ということは絶対にないと思っているんですよ。だから自分に合う会社を選んでもらうためには、良いこともそうでないこともしっかり伝える必要があると思ってます。
「イルグルムに足りていないと思うことは何ですか?」とか、「課題は何ですか?」などと質問をいただいた時にそこはちゃんと伝えましょうね、と採用担当のメンバーとも話をしています。

 

ー自分の面接を思い返してみても、自分の言葉で行動の背景とか、なんでそう思ったのかを話してほしいと伝えていただいたのが印象的でした。それが対等性に繋がるというか、お互い合っているかも判断できないということなんですね。

そうですね。よくあることなのですが、学生の方々がこう背伸びをして、採用してもらうために良いことを答えるのは容易に想像できるじゃないですか。そうやって入社しても当然、ありのままの自分ではないのでしんどいですよね。勿論ありのまま、自分の言葉で話すというのはそんなに簡単なことではないとわかってはいるんですけれども、非常に大事なところかなと思っています。

 

ありがとうございます!次の質問です。会社説明会で、イルグルムを表すキーワードとして「誠実さ」を挙げられていたのが印象的でした。松井さんが考える採用活動における誠実さや、就活生に求める誠実さを教えてください。

先ほどの話とも通じるのですが、できることはできる。できないことはできないという。当たり前のことなんですが、会社の強みも弱みもお伝えすることが採用活動における誠実さかなって、私は考えています。良いところもまだ足りてない部分もあるけど、なぜイルグルムで働き続けているのか、という理由まで学生さんに伝えてくださいと面接や面談の担当者には話しています。

それから、学生さんにも先ほどのように背伸びをしていただく必要はないので、どうなりたいのか、どんな会社で働きたいのか、ありのままを伝えてほしいですね。百パーセントの人間なんかいないので。だから強みも弱みも面接でお伺いするんですよね。どんな人も自分の弱みって目を背けたいところだと思うんですよ。でも、就職活動って自分を見直す良い機会だと思っているんです。ただ会社を選ぶという取り組みじゃなくて、そうした機会に対して誠実に向き合えているかは大事なポイントだと思いますね。

学生も採用する側もお互い嘘偽りなく伝える、自分に向き合うということが誠実さにつながってくるのですね。教えていただきありがとうございます!

アドエビス事業部部長:廣さん

ー本日はよろしくお願いします!部長面接では具体的にどんな部分を評価されていらっしゃいますか?

あまり評価をするという観点で臨んではいなくて、お互いのことをできるだけ理解できる時間になるよう意識しています。
大事なポイントは、学生さんが叶えたいことと、イルグルムが提供できることの共通項を探すことなんです。その共通項を探るためにはもちろんこちら側も、会社として掲げている思いや事業についてしっかり伝えるようにしています。
学生さんに対しては、これまで生きてきた中で大事にしてきた思いや、考え方、人としてこうありたいみたいな。どちらかと言うと内面というかその人が考えていることをしっかり聞いて、イルグルムと重なっているかを重視しています。

ー確かに自分の面接でも、ザ・面接!という感じよりかは、結構パーソナルな部分、例えば自分が専攻していた哲学の話なんかも深掘りしていただいた記憶があります!

 

ーもう少し詳しく掘り下げてみたいのですが、内面や生き方がイルグルムと重なっているかというのは、具体的にどうやって判断されますか?

まず理念に”Impact On The World”を掲げていて、自分がやったことであっても結果的に周りの人に良い影響を与えていきたいという思いが会社としてある。そこと生き方や内面が近いかどうかで方向性が合っているかを確認しています。
面接では座右の銘なんかも質問したと思うんだけど、言葉として口にするのは結構簡単だから、今までの人生経験において実際にどう体験してきたのかを聞いています。思いや行動がちゃんと説明できれば、学生から社会人という人生の階段を登ったとしても、その生き方や考え方の延長ができる可能性が高いと思うので、イルグルムが掲げている思いと、本人が抱えている思いが乖離せずに仕事をしていけるんじゃないかなと考えています。

 

ーなるほど。そうするとイルグルムの面接においては、学生さんが自分の経験や大事にしている思いを細部まで言語化できている必要があるのかなと感じました!

ここまでは内面的な話なんだけど、次はデジタルマーケティングやアドエビスといった事業や実際の仕事内容に対しても、もちろん確認しなきゃいけないわけだよね。
同じような理念、思いを掲げている会社が多いなかで、理念や人に惹かれましたという学生さんも多い。でも、受ける会社を絞っていって最終的な決め手が理念だけだと、ちょっと弱いんじゃないかなと思うんですよ。
というのも、楽しく前向きに働いてもらうというのはもちろん大事なんだけれども、突き詰めると、採用する側としては会社の成長に貢献してほしい。だから他社と比較しても、イルグルムだからこそ、その人のポテンシャルとか能力がより高く発揮されるかという点を確認したいと考えています。

 

ーそうですね。確かに社員の皆さんに入社の決め手をお伺いすると、理念や人を挙げられる方が多くて、そこはもちろんなのですが、入社後にギャップを感じていただかないためにも事業理解はとても大事だと思います。

そうそう。ここがめちゃくちゃ大事なんだよね。事業内容とか、業界とか、もちろん働いたことがないから分からない。だけれども、別にその業界そのものではなくても、業界の特徴とかでも良いと思うんだよね。
例えば、知的好奇心が強い学生さんがいたとして、知的欲求を満たすという場所ってどこかな?と考えた時に、比較的成熟している業界よりも、まだまだ成長途上だったり、競合の入れ替わりが激しい業界の方が学ぶことが多い。そんなことでも良いと思うんだよね。
事業自体に興味を持っていなかったとしても、その人の性格を考えた時に業界特性やビジネスモデルが繋がってくる。極論それでも良いと思っていて、業界やプロダクト、ビジネスがどういう風に学生さんが考えていることにマッチしているかは絶対聞いておきたいですね。

なるほど。ありがとうございます!深い企業理解をする為に、選考中に社員面談はぜひ活用してほしいですね。せっかく社員さんの声を聴ける機会なので、どんどん自分から「やりたいです!」と声を上げてくれると良いかなと思いました!

執行役員:吉本さん

ー本日はよろしくお願いします!早速1問目の質問をさせてください!役員面接では、どんなポイントを見ていらっしゃいますか?

全てを見極めるのは不可能に近いので、重要な要点に絞って質問をしています。
端的に言うと、「その学生のファーストキャリアとしてイルグルムがふさわしいかどうか」。イルグルムが求める人物像はもちろんあるんだけど、一方で、学生さんが今後働く中でしっかりパフォーマンスを出してもらえる環境がうちにちゃんとあるのか、というすり合わせをする。当然働いて活躍してもらえれば、そのリターンはイルグルムのビジネスを大きくする原動力になるわけなので、念頭において質問しています。

ーありがとうございます。自分の面接だったり、今回お話を伺う中で吉本さんはファーストキャリアを非常に重視されているとお見受けしています。

 

更に具体的に掘り下げていきたいのですが、ファーストキャリアとしてイルグルムがふさわしい否かをどのように確認されているのか気になりました!

まず、他の企業でもそうだと思うけど、「この会社で活躍できるのはどんな人か」を文章化しているよね。
イルグルムでいうと、「Impact On The World」という理念が大前提としてあって、それを実現するために僕らはこういうスタンスで働こうというのを明文化したValueが3つある。「最後の最後まで求め続けよう」、「領域を越えよう」、「本当にできると信じよう」の3つ。
この3つのメッセージはトップダウンで降りてきたものでも、外部のコンサルに作ってもらったものでもなくて、社員でプロジェクトを立ち上げて議論して生まれたものなんだよね。社内で活躍している人たちの振る舞いとか、そのマインドの共通項って何だろうと色々考えてボトムアップで文章化したもの。逆に仕事に関してのスキルとか知識、能力というのは、いくらでも後天的に身に着くと思っているから、このマインドを持っている人材かどうかはすごく大事にしている。

もう一つはそのマインドの矛先が、ちゃんとイルグルムと同じ方を向いているかどうか。一人一人に夢やビジョンがあると思うんだけど、自分が将来こうなりたい、こういった仕事をしたいっていう興味関心の矛先がウェブとかマーケティングっていうざっくりとしたレベルでも良いから、関心がそっちに向いているかどうか。この二つを結構チェックするかな。

例で言うと、「学生時代に頑張ったことはなんですか?」って面接でよくある質問だと思うんだけど、有名な大学出てますとか、全国大会に出ましたとか、アルバイトでリーダーを勤めてました、みたいに自分の経験を答えてくれる。それはすごく素晴らしいことなんだけれど、その実績って単純に言うと仕事に全然役立たない。
学生時代周りにはいろんな誘惑があって、バイトしたり、友達と旅行したり、勉強もあるし。そんな中、誰よりも努力したから結果が出せたわけで、なんでそれができたのかが知りたい。それを聞くことで考え方や物事との向き合い方がわかって、Valueのマインドにフィットするな、みたいな。

 

ーありがとうございます。最後に、現在就活中の学生さんがファーストキャリアを決めるにあたって、大切にしてほしいことを教えていただきたいです!

今の時代、当然終身雇用の時代でもないし、チャンスがあればいくらでもジョブチェンジをしながらステップアップをしていける。とはいえ、仕事に対する第一印象というか、「仕事とはなにか」みたいなところを決めるのがファーストキャリアだから、これはすごく大事だなと思ってて。

仕事って自分にとってどういうものなのか。その価値観を大きく左右するものだと思っています。
仕事って本気になればなるほど、頑張れば頑張るほどしんどい。一方で、頑張れば頑張るほど、本気になればなるほどその分リターンも大きいし楽しい。僕自身も、仕事は人生をかける価値があるものだと思っている。だから実際に仕事をしてみて、1、2年経って、「仕事ってどんな存在?」って問われた時に、そう思えるような仕事に就いてほしい。

代表取締役社長:岩田さん

ー今年度(24新卒)の採用から最終面接がオンラインではなく対面に戻りましたが、ポストコロナの就活において、学生さんに意識してほしいことや面接で伝えて欲しいポイントがあれば教えていただきたいです!

就職活動というのは人生において非常に重要な岐路にあると思っていて、そこを言語の領域だけでなく、非言語の領域も含めて自分の感性に従って今後、どの会社とどういう人と仕事をしていきたいなということをしっかりと考え、感じてもらうことが大事かなと思う。

だから、今後仕事する中で、自分がどういう風に仕事をしていきたいかとか、仕事を通して自分がどういう姿を実現していきたいのかを面接で伝えていってほしい。
伝えるというのも大事なんだけど、そのためには伝えたいと思うことが必要で、まずは自分自身が感じることが必要だと思うんだよね。

オンラインが社会の中で重要なウエイトを占めるようになったけど、そういった中でどうしても頭でっかちになる人が多いんじゃないかなと思ってはいて。考えろって言われ続けてみんな考えていると思うんだけど、むしろこういう時代だからこそなおさら感じる能力というところがすごく重要だと思ってはいるね。

ーなるほど。感じる能力というと、それはどういったところで実践的に身につけていけるものだと岩田さんはお考えでしょうか。

その時点で考え過ぎちゃっているかもしれないね。みんな本来良いところを持っていると思うんだよね。もっと自然体で良いんじゃないかなと思う。

もうちょっと言うと、自然体になれと言っても、難しいと思うんだよね。例えば、面接で頑張らないといけないと思うと緊張しちゃったりする。勿論、緊張って絶対あるし、誰しもそうだと思うんだけど、そんな中でも若干自然体になれるところはあると思うんだよね。
難しい話になっちゃうかもしれないけど、できるだけ自然体でそういうお付き合いできる人を探すようなもので、着飾って無理してお付き合いしてもお互いしんどくなっちゃう訳だから。

面接とか採用という風に考えすぎると、どうしてもガチガチになって、良いところを見せなきゃと思ってしまうので、あまり形式的な部分を意識し過ぎないで、人と人との1コミュニケーションだと思って、自然体でいてもらえたら良いなと思います。

 

ーありがとうございます。次に、ずばり最終面接ではどういったポイントを確認されていますか?

そうだね、どんなことをやってきて、これから何をやっていきたいのかというお話はもちろんあるんだけど、その根底にある「なぜそれをやってきたのか、なぜそれをやっていきたいと思うのか」という基本的な価値観は不変の要素ではあると思うんだよね。

やってきたことは与えられた環境によって変わってくるところもあると思うし、何を今後やっていきたいかというのも、仕事をやったことないから鵜呑みにできない部分ってあると思うんだよね。
逆に言うと可能性は無限にあると思うので、何やっていきたいのかというのはそんなに重視しているポイントではないんだけど。

 

ーなるほど、最終面接では「今までの生き方の背景にある価値観」を問われているのですね。今後新規事業も展開されていく中で、イルグルムにはどんな人材が必要だと岩田さんはお考えでしょうか。

一番大事なことは、会社の風土というか文化というか、一般には理念って言われるかもしれないけど、そういうものと合致しているというのが大前提だと思うんだよね。
で、その上でどういう人材が欲しいのかというと、コツコツ頑張るというのは一番大事なことだと思う。意外とね。

それが難しい話になることも多くて、社会人になってみて仕事始めてみたら、思った世界と違ったなということってよくあるじゃない。「もっと華やかな世界だと思ってた」とか、「もっとできると思ってた」とか。成果が上がってきたら、今度は「うまく評価されない」とか、「もっと活躍できるかもしれない」と思ったりとか。
そういう葛藤みたいなのが出てくると思うんだけど、そうじゃなくて、ウサギとカメの世界だと思うんだよね。

結局、ビジネスって反復活動なんだよね。繰り返し同じようなことをやり続けるということでしかないので、少しできるようになって飽きて辞めてしまったり、面白みを感じなくなったりする人は、ビジネスの世界ではあまり大きな成果をあげられないと思うんだよね。
そういった中で愚直に繰り返し反復作業をやり続けられる人こそが一流になれると思うので、そういう人にぜひ来てほしいと思う。

 

ー貴重なお話をありがとうございます!私は社会人としてスタートしたばかりですが、今後辛いことがあってもくじけずに、亀のような人材になるべく地道に頑張ります!!

亀である限り、最終的には絶対に勝つので。あんまり華やかさはないんだけど(笑)本当にそうだと思う。

まとめ

今回、新卒採用に関わる皆さんにお話を聞く中で見えてきた「イルグルムの求める人物像」を自分なりにまとめて、このブログを締めたいと思います。

  • Impact On The World という理念への共感
  • 3つのバリュー「最後の最後まで求め続けよう」「領域を越えよう」「本当にできると信じよう」と生き方や価値観が重なっている
  • 嘘偽りなくありのままの自分でいようとするとともに、自分以外の人の個性、多様性を受容する
  • 地道にコツコツ努力し続ける

 

今回、インタビューさせていただいた社員の皆様のほとんどが実際に私の採用面接をしてくださった方だったので少し緊張したのですが、皆さんとてもフランクに質問に答えていただき、「採用する側のリアルな声を届けたい」と快く協力してくださいました。

今後社会人歴が長くなっても、「いま、自分はイルグルムが求める人物像を体現できているか」と初心に立ち返って、毎日誠実な仕事を心掛けたいと思います!
そして、就職活動をする全ての皆さんを心から応援しています。