こんにちは!2024年新卒の神野です。
新卒がイルグルムの情報を発信していく新卒ブログリレー、今回は第6弾で、私が配属された製品開発部の先輩社員へインタビューをして部署紹介をします!
まずは、自己紹介をします。
私は愛知県出身で大学では歴史学を専攻していました。特にゼミに入ってからは韓国現代史にハマり、第四共和国という時代の政治思想について勉強していました。卒論では歴代の韓国の憲法を原文で読み比べたりしていました。韓国現代史のロマンのようなものに触れている感覚がすごく面白かったのです…!
そんな歴史にハマっていた私ですが、IT知識やプログラミングはちょろーっと大学時代にかじっていた程度です。イルグルムに入社後、研修での学びやOJTでの実践で成長を感じる日々を送ったのち、現在は製品開発部のテクニカルサポートチームに所属しています。
このブログでは、製品開発部の部長と製品開発部内のテクニカルサポートチームの主任にインタビューした内容を書いていきます。
部長に訊く。製品開発部ってどんな部署?
-よろしくお願いします!製品開発部とはどのような部署ですか?
製品開発部は「アプリケーションを主体にプロジェクトを進めている」部署です。
一例ですが、広告測定ツールであるアドエビスは、Google ChromeやSafariといったブラウザの仕様が変わったりするとネット広告の仕組みも変わるので、アドエビスの内部の仕組みをアップデートしていかなければなりません。
そのような場合アドエビスに必要な機能の実装を行う、といった「アプリケーションが主体」となる開発を製品開発部では行っていますね。
ちなみに、製品開発部は開発本部という部署に属しています。その開発本部には製品開発部以外にも、基盤開発部というインフラ主体でプロジェクトを進めている部署もあります。
-製品開発部ではアプリケーション開発を主体にプロジェクトに取り組んでいるんですね…!
はい、製品開発部はアプリケーション開発を主体にプロジェクトに取り組んでいるのですが、一方でその「運用」もしていかなければなりません。実際に製品を開発し、弊社のサービスがお客様に届いた後の対応です。
例えばお客様から「アドエビスのここの部分って技術的にどうなっているんですか?」、「アドエビスでこういうことしたいんですけど技術的に可能ですか?」、「アドエビスの今回の新機能でこういうエラーが出たのですが、どうしたらいいですか?」などの技術的なお問い合わせが来ます。
そのようなお問い合わせを調査して回答するという、運用面の部分を担当している「テクニカルサポートチーム」というチームも製品開発部内にあります。
-だんだんイメージが湧いてきました…! 開発チームとテクニカルサポートチームは同じ部署にあるんですね。では、この2チームの関係性を教えてください。
この2チームの主な関係性は、開発チームからテクニカルサポートチームに「こういうものを作ったよ」と引き継ぐ感じです。
「○○なお問い合わせがきたら△△の部分を参照してください」のような引き継ぎで、開発チームがテクニカルサポートチームに製品が動いている仕組みを共有します。
これはテクニカルサポートチームがお客様にソリューションを提供するために必要なナレッジとして役立っています。
一方で、テクニカルサポートチームから開発チームに、お客様のお問い合わせの傾向を指摘して、開発する際に意識してほしい点の引き継ぎをすることもあります。
このような関係性で、エンジニアリング的な開発と運用が成り立っています。
-製品開発部の概要が分かってきました…! ところで、このような製品開発部の部長というポジションではどんなことをされているのですか?
そうですね…いろいろやっているんですが、例えばロードマップの管理をしています。開発しているプロダクトに対して、今後どういうプロジェクトを進めていくか?といったことを表にして管理しています。このロードマップは結構大事なんですよね。
企画の部署から「こういうことをやりたいです」と依頼があった場合は、ロードマップの中で他のプロジェクトの期間などを調整して、その依頼されたものをロードマップに入れるということもしています。
その際にそれをどうやって実現するのか?どういう体制で進めるのか?といった草案をまとめたり要員調整もしています。製品開発における開発計画を管理している感じですね。
-ありがとうございます。最後に、製品開発部のならではの面白いところを教えてください!
まず開発チームでいえば、広告効果測定市場でシェアNo.1(※1)のアドエビスを作っているという面白さがありますね。このNo.1って結構すごくて、世の中にNo.1のものって少ないんですよね。
例えば、私たちがNo.2の製品を作っていたら、No.1の製品を参考にしてつくったり、そのように作ってと指示されることが多くなるのですが、アドエビス開発をする場合にそういうのはあまりないんですよね。
どちらかといえば、「こういう機能を加えたら、使う人は嬉しいのでは?」や「それを実現するためにはどうしたらいい?」を考える新規性が常にあります。
テクニカルサポートチームは、開発チームが作った製品をお客様がどのように使っているかが見えるところが面白いですね。お客さんの反応もより近くで知ることができます。
また、アドエビス製品にも詳しくなれますね。お客様のサイトに行ってアドエビスの使われ方を見て、実際に製品がどのように世に出ているのかが分かるのが面白いですね。
アドエビスにどんどん詳しくなっていって、アドエビスという広告測定ツールを取り巻く技術的な環境を知ることができます。
主任に訊く。テクニカルサポートチームって?
-よろしくお願いします!テクニカルサポートチームってどんなことをしてるんですか?
メインの業務はお客様の技術的なお問い合わせの対応です。
ただ運用にも2種類あって、このメインの業務とアドエビスの運用です。お客様の技術的なお問い合わせに対応している中で、アドエビスのここおかしくない…?ってなったら、製品開発部の部署を超えて、別の部署の障害を対応するチームに報告したりする感じです。
-なるほど、運用となると開発とは違う側面がありますね。
そうですね。テック領域でありつつ、製品を利用されるお客様ともやり取りできる点は、運用チームならではだと思います。
あと、開発との大きな違いは、比較的視野を広く持って業務に当たるということですね。
それは、チームの性質にも表れていて、例えば開発チームはアドエビスの一つ一つの機能の開発を誰が担当するかを決めて、個々人がそれぞれ自分が担当する機能の開発をしています。
一方で、テクニカルサポートチームは対応するお客様からのお問い合わせが個々人で違えど、アドエビスの仕組みは変わらないので、メンバー内で共通認識が持ちやすいんですよね。
別のお問い合わせに対応していても、他メンバーのお問い合わせ内容に対して、チーム内でフォローしあえたり共感しあえたりすることが多いですね。
-ありがとうございます。最後に、そのようなテクニカルサポートチームならではの面白いところを教えてください!
サービスを横断して見ることができる点です。
あと、アドエビスの全体的な知識に詳しくなるので、お客様がアドエビスをどう使いたいか、どう動かしたいかが見えてきます。
そこで、アドエビスをユニークに使っているお客様からお問い合わせが来た時に、「こういう風にアドエビスを使っているんだ!」というような発見があるのも面白いです。
おわりに
今回はインタビューを通して製品開発部の紹介をしました。
部署の概要だけではなく、部署のリーダーが思う自分の部署の面白いところも聞けたのはいい経験になりました。
開発の面白さは、広告効果計測市場でシェアNo.1の製品を開発する中に、「どういう機能をどう実装するか?」といったことを考える新規性があること。運用の面白さは、サービスの技術的な部分を広範囲で見れたり、お客様がどう使っているかが見えるということでした。
自社開発企業であるイルグルムならではの開発と運用のお話でしたが、いかがでしたでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
※部署・肩書き・業務内容等は取材時点での情報です。
※1: 2024年8月期_指定領域における市場調査 調査機関:日本マーケティングリサーチ機構