皆さん初めまして。

22卒の佐々木です!まずは簡単に自己紹介から。
私は、この春からイルグルムに新卒入社し、アドエビス事業推進本部のパートナーセールス課という部署に所属しています。
パートナーセールス課では、広告代理店様へアドエビスの導入支援を行っています!

入社して約半年、分からないことや、勉強しないといけないことがたくさんあるので、目の前のことに目を奪われがちです。
アドエビスの知識は一定身についてきたものの、周辺事業の理解をより深めるべく、新規事業テーマに記事を書かせていただきました!

テーマは、「新卒が新規事業責任者にインタビューしてみました。」
読者の皆様にとっても、参考になるところがあれば幸いです!

eZCX事業開発室 事業責任者 宮川さん

 
- 本日はどうぞよろしくお願いいたします!イルグルム全体の戦略の一つとして、新規事業が生まれたと思うのですが、まずはイルグルムの全体の戦略に関してお伺いしてもよろしいですか?

当社のビジョンである、「データとテクノロジーによって、世界中の企業によるマーケティング活動を支援し、売り手と買い手の幸せをつくる企業になる。」の実現に向けてイルグルムでは、MXP(マーケティングトランスフォーメーション)戦略を掲げ、国内企業のマーケティングDXを推進するプラットフォームビジネスの拡大や新規事業の立ち上げに取り組んでいます。

 
- なるほど、ありがとうございます!その上で、なぜeZCXの立ち上げに至ったのでしょうか?

当社の主軸事業であるアドエビスとどのくらい離れた領域で展開するのか?だったり、既存事業の強みやリソースを活かしたシナジーを作っていけるのかといったところを考えながら、市場環境を掛け合わせてCX領域を展開することにしました。
「CX」とは、Customer Experienceの略で、日本語では、「顧客体験価値」と呼ばれています。
近年のマーケティング業界では、競合の増加など様々な市場環境の変化により、ユーザーの新規獲得がとても難しくなっています。

そんな状況の中で、注目されているのが「CX」領域なんです。
例えばECサイトだと、購買までのユーザー体験を向上させていくことによって、リピートしてくれるユーザーが増えたり、ユーザーのサービスに対する信頼や愛着が向上するのです!

 
- 既存サービスとのシナジーや現在の市場環境など、様々な事情を鑑みてこの新規事業が立ち上がったのですね!個人的に気になる部分なのですが、サービス名に込められた思いがあれば教えてください!

eZCXが立ち上がる前にもCXツールはあったのですが、コストが高かったり、使ったり運用するのが難しいという背景がありました。
“誰でも簡単に使える”をコンセプトにして、社内で名前を募集し「eZCX(イージーシーエックス)」という名前になりました。”簡単な”という意味の英語のeasyにちなんでいるので、サービスコンセプトとも親和性が高いですよね。ちなみにeだけ小文字なのは、直感で決まりました(笑)

 
- 語感が良くて素敵なサービス名だと思います!話は戻りますが、もう少し具体的なサービス概要や特徴に関して教えていただきたいです!

「eZCX」は、“誰でも簡単に使える”をコンセプトにしたCX向上プラットフォームです。
ユーザーの購入導線や行動パターンの組み合わせ、訪問履歴などに応じた特定の機能を予めセットすることにより、画面上の直感的な操作のみですぐに成功パターンを実行することが可能なんです。

 

 
例えば、
・カートに商品を入れたまま購入を迷っているユーザーへのメッセージ
・新規ユーザーへの初回購入の特典や限定商品のご案内
・エラーで困っているユーザーに向けた適切な解決方法のご案内
などありますね。

特徴は大きく二つあります。
一つ目はシンプルなツールだということ。
①ポップアップウィンドウと呼ばれる情報を目立たせるウィンドウと、②モーダルウィンドウと呼ばれるユーザーの操作のコントロールが目的のウィンドウ、二つの機能に特化しているサービスです。皆さんもこのようなウィンドウに遭遇したことがあるのではないでしょうか?

 

 
既存のCXツールにはたくさんの機能があるので、それだけ価格が高くなってしまっていたり、実際に利用機会のない機能もある中で、eZCXの機能はシンプルなんです!

二つ目は伴走支援があるツールだということ。
既存のCXツールは、ツールの利用者様に使い方をお任せしているのに対して、eZCXでは、どのユーザーにどのような情報を伝えたいのか、しっかりツール利用者様の課題や目的を把握した上で、設定のご案内を進めていくような伴走支援体制があることが大きな特徴です。

 
- ありがとうございます!「CXを向上させたいけど機能がありすぎて難しい」だったり、「そもそも使い方が分からない」といったお客様の課題を解決できそうですね!
こうした課題解決をしているサービスですが、「売り手と買い手の幸せをつくる」という当社のビジョンと、eZCXがどのように繋がっているのでしょうか?

簡単にいうと、CXってオンライン上での接客なんですよね。
例えば実店舗での買い物だと、お客様に対して「いらっしゃいませ!」だったり、何か探してそうなお客様に対して、「何かお探しですか?」などといったコミュニケーションが発生していると思うんですけど、それって従来のECサイトだと実現できないことですよね。
サイトに来訪したユーザーが自発的に情報を探して、購入しないといけないという状況に対して、例えば、お得なキャンペーンを紹介したり、「お困りですか?お問合せできますよ」といった情報を届けてあげることができる。さらに、それを全員に向けて発信するのではなく、ユーザーの様々なデータをもとに、個別最適な情報を届けることによって、売り手(ECサイト運営者)は、これまで紹介できていなかった情報を訴求できたり、買い手(お客さん)としても知りたかった情報をタイミングよく手に入れることができる。
これって「売り手と買い手の幸せをつくる」ことに貢献できているサービスなんじゃないかなと思うんですよね。

 
- 売り手と買い手の痒い所に手が届くサービスであること、まさにダイレクトに当社のビジョンに通じている事業だと実感することができました!
最後に、eZCXにおける今後の展望や目標に関して教えてください!

お客様の更なる課題解決のための機能の拡充はもちろんのこと、お客様にツールを導入することでどれくらいのビジネスインパクトがあったのかなど、成果の可視化をできるようにしていき、本質的な価値をお客様に届けられるようにしていきたいなと思っています!

 
- eZCXの今後がとても楽しみになりました!本日はお時間いただきありがとうございました。

 
今回は、イルグルムの新規事業に関してインタビューをさせていただきました。
購買環境の前提が変化していることにより、オンラインショッピングが主流化してきている今、事業としての可能性はもちろん、会社としての可能性も感じることができました。

eZCXへの理解だけでなく、事業が生まれた背景やビジョンとサービスの接続など、なかなか知ることのできない情報に触れられることにより、会社への愛着がより湧いた気がします!

読者の皆様のイルグルムへの理解が深まっていたらとても嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!