こんにちは!2022年新卒社員の和久井です。

新卒ブログリレーも終盤。今回は、アドエビスの新機能である『媒体シンク機能』について、社内でインタビューを実施しました!

『媒体シンク機能』とは?どんな価値があるの?という基本的な部分から、媒体シンク機能誕生秘話、そして実際に使っていただいているお客様の反応まで、余すところなく聞いてきました。

より深くアドエビスのことを知りたいという入社希望のみなさんだけでなく、すでにアドエビスを知っている方や、イルグルム社内のみなさんにもぜひ読んでいただきたい内容となっております!

自己紹介

生まれてから大学卒業までの22年間、新潟で育ちました。

学生時代は日々部活や学生団体の活動に勤しんでいました。
中学は柔道、高校は演劇、大学では子ども向けのイベントの企画…

全く一貫性が無いように見えますが、どの組織も素敵な「人」であふれていて、「人」の魅力に動かされてきたなと思います。
もちろん、それぞれの「コト」にも面白さがあって、それも自分を動かすモチベーションにはなっていたのですが、「人」が一番頑張れる理由になっていました。

大学時代、子どもたちと作った巨大バルーンの中で学生団体のみんなと撮影した写真

イルグルムに入る前には、15人以上の社員と面談等でお話させていただきました。
みなさん素敵な方ばかりで、最終的には「人」が決め手となって入社したわけですが、入社後も「人」に恵まれているなと思うことが多いです!

入社から約半年が経過し、今はアドエビスをご導入いただいた広告主様に対しての活用支援(カスタマーサクセス)を行っています。
あたたかい先輩方に育てていただきながら、毎日学びを積み重ねている所です!

アドエビス『媒体シンク機能』インタビュー

それでは、本題に入っていきたいと思います。

web広告の効果測定ツールのアドエビスを利用いただいているお客様は、Yahoo!やGoogleなどの媒体管理画面で広告を配信し、アドエビスで広告を評価、その結果をもとに媒体管理画面に戻って広告の改善と、日々双方を行き来しながら広告の運用を行っています。

今回は日々の広告運用をより効率化するため2022年4月にリリースされた『媒体シンク機能』について、プロジェクトマネージャーとしてリリースに携わってこられた製品戦略部の藤川さんと、実際にお客様に導入のご案内を行っているカスタマーサクセスチームのみなさんにお話をお聞きしてきました!

※そもそもアドエビスとは?という部分を知りたい方は、ぜひ昨年の先輩が書かれたこちらの記事をお読みください!
アドエビスがない世界でデジタルマーケティングはどうなる?新卒が製品戦略部エースに聞いてみた

インタビュー(1)藤川さん:媒体シンク機能の価値/媒体シンク機能ができるまで

配属前の研修でお世話になった藤川さん。久しぶりにお話できて嬉しかったです!

-まずは、媒体シンク機能が目指している世界観について教えていただきたいです!
 どういった理想のもとで、媒体シンク機能が作られたのでしょうか?

サービスコンセプトは、一言で言うと「手間なく、ミスなく、意思決定をスピーディーに」です。

広告の効果測定を行う上で、費用対効果はすごく大切な指標です。
その費用対効果を見るために必要な広告のコスト情報は、媒体管理画面にしかなく、これまでは媒体管理画面からアドエビスに手動でアップロードをする必要がありました。

そのため、お客様のアカウントによっては、コスト情報が入っていないために費用対効果がわからないまま不十分な状態でご利用いただいているケースもありました。
そういった手間なく、費用対効果を含めた効果測定をしてほしいという思いが出発点となり、媒体管理画面にしかないコスト情報を自動でアドエビスに取得する仕組みを作ろうということになりました。

その際、「コスト以外の情報も連携できるのではないか」「アドエビスの計測設定も自動化できるのではないか」という発想が生まれ、現在の機能開発に至っています。

 
媒体シンク機能(1)広告媒体データを自動同期
これまで媒体管理画面でしかみられなかった情報(手動でアドエビスにアップロードしていた情報)を自動でアドエビスに取得することが可能に!

 
媒体シンク機能(2)パラメータの自動登録
媒体管理画面で広告の配信を行う際に設置する「パラメータ」(アドエビスでの計測に必要)登録作業を自動化!

 
-なるほど…!そんな媒体シンク機能は、マーケターさんにとってどんな価値があると言えますか?

1つは、先ほども言ったように手間をかけずに費用対効果を含めて効果測定ができること。次に、手動でのアップロードによるミスを防ぐことができることですね。
そして、デイリーで情報を同期するので、見たいときに必要なデータがそろっていて、判断のスピードがあがることも顧客価値になります。

 
-まさにサービスコンセプトである「手間なく、ミスなく、意思決定をスピーディーに」ですね!
 媒体シンク機能がリリースされたのは今年の4月ですが、プロジェクトが始まったのはいつからだったのでしょうか?

昨年の秋ごろ、企画が立ち上がり、僕は12月にプロジェクトマネージャーとしてアサインされました。開発もフロントも含め、全部署から代表者を出して行うプロジェクトは、これまでにあまりないものでしたね。

 
-全社的な大きなプロジェクトだったんですね。実際にどういった方が携わり、どのような流れで進めていったのですか?

一番最初はカスタマーサクセスチームから「コスト情報を紐づけているお客様のアカウントはより活用度が高い」という報告が上がったことがきっかけとなり、コストを自動連携する仕組みを作ることが決定しました。

その後、製品戦略チームで顧客インタビューを実施して、機能の要件定義をまとめて開発に伝え、開発が始まりました。
プロモーションチームが販促施策の検討やサービス資料を作成し、フロントへの説明会を実施して、お客様への案内を開始しました。

 
-それだけ大きなプロジェクトを動かしていく中で、大変だったことはありましたか?

まず媒体の仕様を理解をする必要がありました。
自分が理解するのも難しく、さらにそれを社内メンバーに理解してもらえるように伝えることも難しかったですね。
また、「お客様にとって何が価値なのか」をまとめ、試行錯誤をしながら、伝えるべきメッセージを選びました。

 
-様々な過程を経てリリースに至ったわけですが、反響はどうでしょう?

自動化の部分はすごく喜ばれているなと感じます。
これまでは「より高度な分析ができるように」という視点で機能開発が進められてきたのに対し、媒体シンク機能は「これまで手動でやってきたことを自動化して、より楽に」というコンセプトが加わって、「楽になりました」「ミスが減りそうです」という反応を多くいただいています。

 
-今後はどのようにアドエビス/媒体シンク機能をアップデートしていくご予定ですか?

より楽に、より簡単に使えるものにして、設定負荷を下げていきたいです。
また、対応できる媒体を増やして、完全自動化できるようにしていきたいというのもあります。

その先には、アドエビスの管理画面を見るだけで、データ確認・運用の意思決定が完結する世界を目指したいです。
業務の忙しさをテクノロジーの力で緩和できるという感覚があるので、そこまでいけたら素敵だなと思いますね。

 
-媒体シンク機能のさらなる進化がとても楽しみになりました!
 私自身とても勉強になるインタビューでした!ありがとうございました!

インタビュー(2)カスタマーサクセス担当のみなさん:お客様の声

続いては、アドエビスをご導入いただいた広告主様に対して、活用支援を行うカスタマーサクセス担当の奥村さん・水島さん・原田さんに、お客様の声やフロント視点でのシンクの魅力や今後の期待についてお聞きしました!

私の業務師匠でもあるきりかさん!天使の笑顔にいつも癒されております

Q1:媒体シンク機能の案内を最初にしたとき、どのような反応をお客様からいただきましたか?

(奥村さん)
「とてもいいですね!」という反応をいただきました。
その広告主様は、広告代理店様の担当者が変わってしまったことで、スムーズに設定ができず困っていました。
媒体シンク機能だったら、自動登録パラメータによって設定負荷が下がり、ミスも減るという点で、広告代理店様にも依頼しやすく、誰でもできる点に魅力を感じていただくことができました。

(水島さん)
「便利になった!」と言っていただきました。
費用対効果を見るには、代理店様のレポートを待たないといけなかったり、コストをエクセルで管理しているとデータの保管場所が点在して、データを確認しづらい状況がありました。
それをアドエビスに集約でき、いつでも見たいときに費用対効果がデイリーで見られることに関して「いいですね」と言っていただけることが多いです。

(原田さん)
複数の媒体アカウントと連携できることにとても喜んでいただきました。
そのお客様は複数の広告代理店様に広告出稿を依頼しており、広告代理店様の数だけ媒体のアカウントも複数ある状態でした。
媒体シンク機能は複数の媒体アカウントの連携が可能なので、すべての広告代理店様に広告自動登録機能を使っていただけることに魅力を感じていただけたようです。

 
Q2:実際に設定を進めたり、媒体シンク機能を使い始めてみて、お客様からのお声があれば教えてください!

(水島さん)
「CPAも乖離なくアドエビスで見ることができるので、アドエビスの画面上でディスカッションすることも増えてきている」とおっしゃっていました!

(原田さん)
広告主様自らスムーズに設定を進めてくださいました。
また、普段の運用のルーティーンにもすんなりと入れていただけたと感じています。

 
Q3:フロントの立場で、これからは媒体シンク機能のどんな進化に期待をされていますか?

(水島さん・原田さん)
対応する媒体数をさらに増やして、どんなお客様にも対応ができるようになるといいですね。
媒体とアドエビスがフラットにつながるのが理想です。

 
Q4:フロントとして実際にお客様にシンクを広めていく立場だと思いますが、あらためて「アドエビスシンク」の価値ってなんでしょう?

(奥村さん)
広告運用に関わる方は多いですが、知識や経験が必要なことも多く、全ての方が使いこなすことは今までは難しいことでした。
しかし、媒体シンク機能によってハードルが下がり、今後、関係者間のコミュニケーションも楽になるだろうなと思います。成果を上げるための共通の土台づくりができるといいですね。

 
お客様に魅力を感じていただけるポイントは様々あるということが分かりました。
多くのお客様や関係者の皆さまに少しでも「楽に」「便利に」使っていただけるように、これからの機能の進化にもさらに期待が高まりますね!
皆さまお忙しいところご協力いただきありがとうございました!

最後に

今回のインタビューを通して、私自身『媒体シンク機能』の魅力をさらに深く知ることができました!!
就活生の方にはすこし難しい内容だったかもしれませんが、マーケターさんが「手間なく、ミスなく、意思決定をスピーディーに」していくために、アドエビスが進化し続けているということが少しでも伝わっていたら嬉しいです!

最後までお読みいただきありがとうございました!