匠部の長、宗平です。

私の名刺には特別顧問、商流プラットフォーム事業本部長、匠部長と3つの肩書が書かれています。
なので、お客様からは時々「匠部ってどんなとこですか?」と聞かれます。

「匠部」を一言で説明すると「エンジニアのアドバイザー」的な部署として、開発各部の技術支援などを行っている部署です。

メンバーは、私と、スーパーエンジニアの冨田(インフラもDBもソフトウェアアーキテクチャも何でも知っています)とロックオフの管理人でちょっこしナードな三原の3名です。

左から三原、冨田、宗平。 これが匠部です。
左から三原、富田、宗平。 これが匠部です。

当社のエンジニアからは、インフラや開発環境について困った時の「最後の砦」と思ってもらっていて、様々な技術支援を行っていますが、それとは別に、ECやマーケティング関連の開発/運用技術向上も大事なミッションとなっています。

そして、今回は、この「運用技術向上」についてお話ししたいと思います。

我々「匠部」の今季の重要テーマの一つに「クラウド活用」があります。従来はデータセンタのハウジングサービスを利用して、自前でサーバを保有し、運用していましたが、現在これのIaaS環境への移行を進めています。仮想環境に移行することで、サーバの物理的なトラブルから解放され、可用性が担保されるだけでなく、スケールイン、スケールアウトなどピーク時での柔軟な対応も可能になり、全体としてのSLAを高めることも可能になります。

負荷の増減に合わせて自動で仮想マシンやサーバが自動調整されることで、技術者の負担を軽減

また、物理的なサーバのクラウド化だけでなく、開発に必要なツールもSaaS利用を進めていっています。全社的には物理サーバのクラウド移行にあわせてSVNのBitbucketへの移行を進めていますが、それ以外にも、JIRA、いろいろなCIツール、テスト自動化ツールなどなどのテスト利用を進めています。

クラウドへの移行は避けて通れないテーマとなっており、当社の規模であれば、率先して活用することが必要と考えています。
このようなクラウド活用を通じて、技術者がオペレーショナルな作業に関わる時間を削減し、これからも魅力的な新しいサービスを創造する時間を増やしたいと考えています。