ソリューションユニットの内田です。
日曜日(5/29)は超交流会2011@京大に株式会社ロックオンもブース出展してきました。
当日は大雨にも関わらず、500名近くの方が参加し、ブース出展の会場もワイワイする盛況ぶりで、かなり楽しいイベントでした。少しだけ紹介します。
まず、「超交流会2011」ですが、「京都大学大学院情報学研究科同窓会」が主催するイベントで、「京大情報学のOB達がお届けする、年に一度のお祭りイベント。老若男女、どなたでも参加できます。」とのこと。
詳細は下記をご覧ください。
http://www.johogaku.net/sn2011/
さて、全部は紹介しきれないので、午前中のプログラムを自分用メモからピックアップして紹介します。
まずは、グーグル株式会社プロダクトマネージャのBrad Ellisさん。
「イノベーションを支える理念」というタイトルでの講演。
3.11の震災後、2週間ぐらいで40個ぐらいのサービスをGoogleからローンチできた理由として、「普段から1人1人が理念に基づいて行動しているから、緊急時でも1人1人が自らの意思で素早く行動できた。」という意味のことを仰っていました。
それを説明する為に講演のなかで上がったキーワードは下記のようなもの。
- A mission that matters, matters.
- Organaize the world’s information and make it universally accessible and useful.
- Ship it, and iterate quickly.
- Share everything.
- Be a platform.
- Data drives decisions.
- Think big, but start small.
それぞれ、深い意味はあると思うのですが、今回言いたかったのは
「普段から理念に基づいて行動している」
ということだと私は理解しています。
殆どの組織で、それぞれの観点で立派な理念を持っています。ただ、普段から行動で地道にトレーニングしていなければ、いざって時に素早く反応できないものです。
特に緊急時。普段は機能しているものが使えない状況に陥るわけですから、1人1人が決断する必要も出てきます。
そんな状況でも、普段からの行動が伴っているからこそ、全体としても結果を出せたという事ですね。『創発』という言葉を思い出させてくれます。
続いて、国立国会図書館館長の長尾 真さん。
「情報学の若者よ、挑戦せよ」というタイトルでの講演。
京大総長⇒情報通信研究機構(NICT)理事長⇒国立国会図書館館長。
それ以前にも素晴らしい結果を残してこられている方。
今回の講演、研究内容・国立国会図書館での新たな取り組み・面白いテーマの選び方など、内容は多岐にわたり1つ1つ面白い。
いろいろ面白かったのですが、あえて一言で言うと、
「挑戦せよ」
ということを強く感じました。
ご本人が現在も挑戦し続けていることもあり説得力があります。
(あと、「挑戦する」人と関わっていきたいというメッセージもあるように感じました。)
今回、午前中のプログラムのみ紹介しました。
まとめページや、動画の情報も下記にまとまっているようですので、ぜひご覧ください。雰囲気が少しだけ、わかるかもしれません。
http://www.johogaku.net/sn2011/archives
ふと思ったのですが、超交流会の参加者の殆どの方は、上記を体現していたり目指したりしている気がします。
多岐にわたる分野の方々・学生さんから著名人まで、気軽に参加できるイベントが関西で開催されるのは素晴らしいですね。
1分間スピーチでもお話させていただきましたが、関西ではこういった交流会や勉強会の開催が少ないことが難点。。。
というわけでこのブログを読んでくれているエンジニアの皆さん、一緒に勉強会をしましょう。
実際、ブースを訪問してくださった、他社のエンジニアの方や熱心な学生さんとお話できて有意義な時間を過ごすことができました。
来年もぜひ参加したいと思います。