こんにちは、みらい基盤課所属の三原です。
先日、約1ヶ月に渡ってシナジーマーケティング様と交換留学をさせていただいたので、その経験についてお伝えしたいと思います。
エンジニア交換留学制度とは
2社の社員がお互いの会社に一定期間行って、業務にあたり、相手会社の文化や技術について学び、社内にフィードバックする制度です。
シナジーマーケティング様とは、2018年に1度交換留学を開催しており、今回が2回目の実施となります。
前回のブログ:社会人交換留学~エンジニアが他社で働いてみて考えたこと~
自身を見つめ直す機会として
私は、イルグルムに新卒で入社して9年目になります。
入社以来、AD EBiSのインフラ設計、社内システム環境の構築、およびエンジニアの開発環境整備など、会社の業務を通じて色々なプロジェクトや開発に関わってきたのですが、カンファレンスで紹介される他者事例などを聞くと、「イルグルムのやり方は時代にあっているのだろうか」「世の中はもっと上手くやれているのではないか」という考えに囚われることがあります。
一方で、カンファレンスなどで公開される華々しい事例は、成功したものに生存バイアスがかかっており、上手くいくまでの泥臭い過程は会社を跨いで共有されることはあまりない様にも感じています。それは、組織のエンジニアリング文化のような言語化が難しく、転職など大きな決断をして体験しないと得ることができないものだからだと考えています。
今回私は、他社の経験を通して、今までの仕事のやり方を振り返り、改善できるキッカケにできるのではないか、また、技術に関する多くの知見を得られる機会になるのではないかと考え、この取り組みに参加しました。
今回の留学内容
今回の交換留学は、私がシナジーマーケティング様に1ヶ月(20営業日)、シナジーマーケティング様の末廣さんがイルグルムに1週間交換留学を行いました。
イルグルムに来ていただいた末廣さんの視点は、このブログでまとめて頂いています。
当初は、シナジーマーケティング様のオフィスで1ヶ月勤務する予定だったのですが、直前の緊急事態宣言もあり、急遽リモート環境下での交換留学となりました。
交換留学中は、所属部門や部署の種MTGへの参加、各担当者からインフラ構成解説、一連のリリース関連業務への立会い、および内部向け技術資料の解説など、多くの経験をさせてもらいました。
私の方からは、これまでの業務経験を活かして、リモート業務のやり方、エンジニアの教育やキャリアの話、運用監視方法など、イルグルムにおける事例をお話させて頂きました。
私が交換留学で得たもの
私はこの交換留学を通して、組織毎のエンジニアキャリアに対する考え方の違いや、プロダクト開発に関する取り組み方の違い、プロダクトを構成する技術の取捨選択に関する考え方の違いなど、多くの学びを得ることができました。また、組織共通で悩んでいる技術情報を共有の課題や、サービスの監視運用の課題について、お互いの組織でのアプローチを共有して良し悪しを議論することもできました。
また、留学後には、お互いの会社で関係者を集めて、留学中の学びの共有会としてラップアップLT会を開催しました。LTでは、留学中の体験が多くのメンバーで共有され、組織にも良いフィードバックの機会になったのではないかと思っています。
この経験は、新卒として一つの組織で業務してきた私にとって、とても得難い経験でした。
今後も、社内の新卒を中心にこの経験を共有しつつ、他の会社様ともこの取り組みを広げられるように模索していきたいと考えています。
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