こんにちは、イルグルムのわです。
今回は、デジタルマーケティング・クリエイティブ人材のための複業マッチングサービス「KAIKOKU(カイコク)」を提供する株式会社BLAM様と、イルグルムで行った合同イベント「マーケティングトレース大会」の様子をお届けします。
ことの始まりは、イルグルムのカスタマーサクセスである渡部(@mako_m_p_cs)が、マーケティングトレース勉強会を企画していたBLAMの岡本様(@shoheio_sem)に、Twitterでコンタクトしたのがきっかけ。
お互いの企業が持つ共通の課題から話が進み、せっかくならと、BLAM×イルグルムで合同イベントの開催が決定しました。
マーケティングトレースとは、簡単にいうと「マーケターにとっての筋トレ」。仮想CMOになって、いくつかのフレームワークをもとに、マーケティング戦略ストーリーを立てる、というものうです。
今回のイベントでは、以下を目的にマーケティングトレースを実施したものを持ち寄ります。
(1)CMOになったつもりで数段上の視点で物事を考え、マーケティング戦略を立ててみる。
(2)リアルな決裁者に提案して、コンパクトにわかりやすく相手に情報を伝える。
マーケティング戦略を立て、お互いの企業の決裁者に直接プレゼンを実施することで、マーケティングの提案力をつけようという試みです。
また、限られた時間内で決裁者にプレゼンをするという緊張感、空気感を感じてもらい、今後に生かしてもらいたいという意図もありました。
このイベントに先立ち、イルグルムでは社内プレゼンを実施。見事勝ち抜いた選抜チームが、代表として提案することになりました。
当日は、イルグルムが先行して提案を行いました。
イルグルム→カイコクマーケティングトレース
はじめは、イルグルムからBLAMの執行役員である宮本様へのご提案。
提案を行うのは、選抜チームの中野と須藤ペアです。
分刻みで動く忙しいCMOに対して、設定された提案時間は15分。
短い時間でどうメッセージを伝えるか、2人が注目したのはBLAM様の、生涯挑戦を続け社会で活躍する「リベラルワーカーを増やす」というミッションに沿った仮説立てでした。
まだターゲットになっていないSNSなどを拠点に活躍するクリエイター層にサービスの提供範囲を広げること、さらにクリエイターの挑戦ハードルを下げるためのコンテンツ作り、これらを行うことで、利用者層の増加にフォーカスしました。
宮本様からのレビューでは、中長期ではユーザー側の幅を広げることを見据えており、そこまで読み解いていただいたことは素晴らしい。ただ、副業市場ではまだ企業側のニーズが追い付いておらず、現状は企業に向けたマーケティングをメインに行っている。ビジネスモデルから考えたり、現状のマーケティングチームのKGIやKPIを考えてみることでこの優先順位に気付くことができ、より深くトレースすることができたかもしれない。とのメッセージをいただき、一同真剣な表情で講評を聞いていました。
BLAM→アドエビスマーケティングトレース
続いては、BLAM様からイルグルムへのご提案。
プレゼンターは広告主様の運用やご提案を担当されている菊池様です。
マーケターの課題としては、データを取得したあとの分析が難しいというのが一番。ここを改善できる強味がアドエビスの外部連携にある、と仮定した菊池様。ITP対応や個人情報保護法の改正など計測環境が難しくなる一方で、広告費は年々増加し6兆円を超える規模になっており、あらゆるマス広告やタクシー広告なども含めた統合プラットフォームへの実行ロードマップを提案してくださいました。
イルグルムのCMO吉本のレビューでは、CMOの視点になり切って発表された菊池様にエール。さらなる観点として、どのような規模の企業がターゲットなのか、どれくらいの市場があるのか、具体的な数値での視点もあると、事業としてより判断しやすいストーリーになるというメッセージをお届けしました。
マーケターにとっての筋トレ「マーケティングトレース」
最後は、今回利用させていただいた「マーケティングトレース」の開発者である、ブランディングテクノロジー株式会社の黒澤様(@KurosawaTomoki)に、スペシャルゲストとしてご登場いただきました。
マーケティングトレースでは、フォーマットにそっていくと、政治面、経済面、社会面、技術面から俯瞰的に市場を見ることができ、数年後の市場を見据えた打ち手や、経営層が描くような大きな戦略も考えられるようにできている。さらに業界構造や競合なども埋めていくことで、芯の通った提案ストーリーに仕立てることができる。ぜひ、日常の中でできるマーケティングトレーニングとして使ってもらえると嬉しいとエールをいただきました。
今回提案した2人に感想を聞いてみました。
中野: 今回はマーケティングトレース大会を通じて、視座をあげて全体の経営やマネタイズがどうなっているかを考えるきっかけになりました。
また、他社の執行役員レイヤーの方向けに15分でプレゼンする機会にもなり、短い時間で想いをどう伝えるのかのトレーニングにもなりました。
今回は貴重な機会をいただけた、BLAM様やブランディングテクノロジー様に感謝しております。
須藤: マーケティングトレースに参加してみて、自分がCMOという立場でビジネス戦略を考えることはとても難しく、考えるべき要素が数多く存在していることを実感することが出来ました。
今後事業が向かうべき方向性を考え、マーケティングにおける必要な要素を洗い出し、その中で理想と現実のギャップはどこにあるのか、、、などなど沢山思考を回して取り組むことが出来ました。まさに「マーケターの筋トレ」でした。
当日は、実際にマーケティングトレースのモデルとさせていただいたBLAMの宮本様から、そしてマーケティングトレースの考案者である黒澤様から直接コメントをいただき、とても貴重な経験となりました。
今後は、取り組んだ内容やフィードバックいただいた内容を実業務に活かしていきつつ、これからも思考を回し続けて何事にも取り組んでいきたいと思います。
CMOの視点で事業を整理しリアルな決裁者に提案するという、発表メンバーも参観メンバーも、大変貴重な機会になったと思います。
このような機会をいただいた、BLAMのみなさま、ありがとうございました!
イルグルムではこれからも、「データとテクノロジーによって、世界中の企業によるマーケティング活動を支援し、売り手と買い手の幸せをつくる企業になる。」というビジョンの実現を目指し、マーケ筋を鍛えながら、社内のデジタルマーケティング教育にも引き続き力を入れて取り組んでまいります。
今回参加した企業について
株式会社BLAM
https://blam.co.jp/
「幸せな人生を送る人をハタラクを通じて創出する」をビジョンに、運用型広告を中心としたデジタルマーケティング事業やパラレルワーク(副業・複業)支援事業KAIKOKU(カイコク)、マーケター向けオウンドメディア「デジマギルド」を運営しています。
ブランディングテクノロジー株式会社
https://www.branding-t.co.jp/
「ブランド×テクノロジー」で、7,500社を超える中堅・中小ベンチャー企業様が持つそれぞれの想いをブランドとして形づくり、テクノロジーを活用することでビジネスの成長へとつなげ、共にたしかな未来をつくりあげるパートナーです。