こんにちは、イルグルムのわです。

今回は、中長期的な成長を目指してイルグルムで働くことを選んだ営業メンバーにお話を聞きました。営業の枠を超えたその活躍には、マーケティングへの強い思いがありました。

――イルグルムに入社するまでのキャリアについて教えてください。

新卒で入社した音楽配信会社で営業をしていました。3年半程、BGMの導入をはじめとする飲食店の店舗支援と美容室やエステなどの女性向け店舗の開業支援に携わっていました。

――転職を考えた理由をお聞かせください。

開業時の一時的な支援だけじゃなく、もう少し中長期的な視点でお客様と自分の成長に向き合いたいという思いから転職を決意しました。今後も成長が見込まれるデジタルマーケティングや広告に興味があったので、広告代理店やツールベンダーへの転職を検討するようになりました。

――マーケティングに興味を持ったきかっけはなんですか?

普段の生活の中で、かなりポチポチしちゃうタイプなんです。Web広告もすぐクリックしますし、広告から遷移した先で読んだ記事や口コミを見て買い物をすることもよくあります。なので、そういう顧客心理にはずっと興味がありました。

 

 

――いろんな選択肢の中で、なぜイルグルムに入社を決めたのですか?

一つは、アドエビスの中立的なポジションで企業のマーケティング活動を支援できるところです。媒体社でも、広告代理店でもない中立的な立場で計測するからこそ正確な情報を提供できるのがいいなと思いました。
大手では自分の意思が反映されづらい上に、時間がかかると感じていたので、組織に働きかけながらスピード感をもって成長できる企業規模も魅力的でした。
最終的な決め手となったのは、面接でお会いした方のお人柄です。私の内面に向き合って納得させてくれる感じだったので、一緒に働きたいなと思いました。

――大手企業からイルグルムに来てみて感じることは?

一人ひとりの意思を尊重し、認め合う風土があって、前向きに発信すれば任せてもらえるところがすごくいいなと思います。「組織に対して影響を与えられている」「やらされているんじゃなくて、自分がやっている」という感覚があって、「働いている!」という感じです。

メンバーとのコミュニケーションもすごく心地よくて、誰が旗振りをしてもみんな協力的なところも好きです。実は今年の夏、ふとみんなと飲みにいきたいなと思って、思い切って誘ってみたんです。最初は4、5人でも集まってくれたら・・と軽い気持ちで声をかけてみたのですが、結果的に東京メンバーの3分の1が集まってくれました。岩田さんにもお声がけしたら来てくれて、そのこともとても嬉しかったです。

集まってくれたメンバーと

――イルグルムに入社してからはどんな仕事を?

最初の1年間は、広告主様向けにアドエビスの営業をしていました。IT業界は初めてだったので、まずはできる営業メンバーをまねることを意識して、日々の営業活動の中で少しずつマーケティング知識を身に着けていきました。
新機能の勉強会も頻繁にあって、メンバーそれぞれが新たに得た知識をシェアする文化もあるので、幅広く、最新情報をキャッチアップできましたね。勉強できる環境が整っていたおかげで、自然と営業の引き出しを増やしていくことができました。
入社2年目からは、アドレポの拡販に関わる仕事をしています。

――アドレポではどんなことを?

アドレポは他社からサービスを譲り受け、2018年の10月からイルグルムで提供を開始したサービスです。担当になったのはイルグルムでサービス提供を始めるタイミングで、最初は右も左も、誰に聞いたらいいのかも分からない状態でしたね。社内にもナレッジがない状態だったので、新規事業のような感覚でした。

アドレポは広告代理店様がメインのお客様になるので、まずは広告代理店のビジネスを理解するところからスタートして。プロダクトとして狙うべきターゲットや訴求ポイントの理解もまだ不十分だったので、最初の一年半は営業活動をしながら、販売戦略を作り上げるところに力を注ぎました。

実質一人で販売していた時期もあったので、プロダクトに関しては誰よりも詳しくなれましたし、販売戦略考える中で構造的に考える力も身に着けることができました。ずっとプロモーションに携わる仕事がしたいと思っていたので、営業だけじゃなく、プロモーションや製品企画にも関われる機会が増えて、とてもいい経験になっています。

アドレポの販売に関してはある程度道筋が見えてきたので、現在は,アドレポとアドビスの相互販売のための戦略を組み立て、実行する仕事をしています。具体的には、アドレポをご利用中のお客様にアドエビスもご検討いただくために、どんな顧客課題に対して、どんな価値訴求が必要かを検証しているところです。

――前例のない仕事だと思いますが、日々の中で工夫していることはありますか?

「試す」ことと、「相手の気持ちに立って考える」ことです。あらゆる方向から仮説を立て、試すというサイクルを短いスパンで繰り返しています。広告代理店様の規模や事業フェーズによって状況は様々なので「この広告代理店様だったら」「この方の立場だったら」といろんなケースを考えて、どんな提案がいいだろうと日々頭をぐるぐる働かせています。

お客様のところに訪問する機会も多いので、直接聞くこともよくあります。どんな課題を持っていて何が導入のハードルになっているのかという顧客心理を理解することが重要だと思っているので、ビジネスモデルや課題について深くヒアリングすることを心がけています。

――新しい取り組みから見えてきたものはありますか?

最近、「当社のプロダクトってすごいな」と改めて実感しています。お客様が困っているポイントはそれぞれ違うんですけど、「ITP対策」や「集客の質向上」も、代理店ビジネスにおける「業務効率化」や「リプレイス防止」も、最終的にアドエビス×アドレポで解決できることが見えてきたので、お客様のマーケティング課題を解決するための引き出しが増えました。
※ITP:Apple社が2017年よりiOS/macOSに実装した機能で、Safari内においてCookieの働きを制限することで、サイト間のトラッキングを抑制するというもの

――営業の枠を超えた今の仕事についてどう思いますか?

何もないところに道を作ろうとしているので、正直、苦戦も、苦労もしています。(笑)でも、少しずつ型を見つけて、それを次につなげていくプロセスがすごく楽しいです。まずは自分ができるようになって、次にみんなができるように形にする今の仕事は、「自分が作ったんだぞ」という自信にもなっていますし、モチベーションにもなっています。

今取り組んでいる両プロダクトの相互販売の仕組みがうまく作れたら、みんながもっと営業しやすくなると思うので、みんなと違うことをしているという新しい悩みもありつつ、関われることにわくわくしています。

――最後に今後の目標について教えてください。

最近、どうしたらもっと営業しやすくなるのかという観点でずっと考えているので、その視点をもっと活かせる営業支援や企画に関わる仕事にチャレンジしてみたいです。「今はこういう売り方だけど、別の角度からやってみたら違う可能性があるんじゃないか」というようなところを、営業の視点を活かしながら提案していきたいですね。

 

「やらされているんじゃなくて、自分がやっている」という言葉から、新しい道を切り開く強さのようなものを感じました。自らの働きかけで、組織に影響を与える働き方は、まさにImpact On The World!

イルグルムでは、一人ひとりが関わるすべてにImpactを与えること、そしてその積み重ねが世界を揺るがす大きなうねりを作り出すと信じています。一緒にImpact On The Worldの実現に邁進したいという方は、採用サイトもぜひご覧ください。