こんにちは、イルグルムのわです。
以前、こちらのブログでベトナム子会社の地域社会への活動をご紹介させていただきました。
今回は、その活動の中心人物の一人で、イルグルムベトナムでマネージャーを務める斉田に話を聞きました。
ベトナムへの転勤から現在の生活、大学での講演など、海外で「Impact On The World」を体現している社員の生の声をお届けします!
――簡単に自己紹介をお願いします。
イルグルムベトナムで駐在エンジニアをしている斉田と申します。
過去にもこんな記事やこんな記事で出没してたりします。同僚からはよく「綺麗なジャイアン」と呼ばれています。PCがないと生きていけない人間です。
――どんな仕事をしていますか。
日本にいた頃はもっぱら開発がメインだったのですが、今はマネージャーとして開発業務の支援をメイン業務としています。日本とベトナムのコミュニケーションを円滑にするための、ブリッジ的な役割です。
会社の運営にも0.2mmぐらい関わっています。今まで経験したことのない業務が多くて、日々刺激的な毎日を過ごしています。
――ベトナムに来てからどれくらい経ちますか?
今ちょうど半年が経ったところです。ベトナムオフィスには出張で何度か来ているので、仕事も、生活も違和感なくスムーズに移行できました。
――半年間生活してみてどうですか?
勤勉でまじめな人が多くて、物事を吸収するスピードもすごく早いので、刺激を受けることが多いです。みなさんとても明るいので、オフィスは常に活気に溢れている感じですね。
生活の面では、朝6時でも普通にお店が空いていたり、デリバリー文化がとても発達していて驚きました。丸亀製麺のデリバリーもあるんですよ。(笑)
――ベトナムへの転勤を最初に聞いた時に、どう思いましたか?
もともと仕事で関わることが多くて、ずっと何らかの形で協力できたらいいなと思っていたので、お話をいただいた時、「これはチャンスだ!」と思いました。まさに渡りに船って感じでしたね。
もう一人候補がいて、上司から「どちらかに行ってもらおうと思っている」と言われたので、「行きます!」と即答しました。
――即答はすごいですね!ベトナムで取り組んでみたいことはありますか?
最終的な目標は、ベトナムオフィスを完全に独立させること。つまり、現地の駐在をなくすことです。自分がいなくても、ベトナムオフィスだけで仕事が回るようにしていきたいなと思っています。
メンバーの技術力は「日本を上回るんじゃないか?」と思うぐらい高くなってきているのですが、コミュニケーションの課題はまだまだ残っていて。駐在社員が仲介しなくても日本メンバーとスムーズなコミュニケーションが取れるように、「現地メンバーの自立(自律)と独立」を支援していきたいです。
――ベトナムの大学で講師もしていると聞きました。どんな活動ですか?
7月から、ホーチミン市にある「人文社会科学大学」「師範大学」の2つの大学で、「日本語を使ったIT講義」をテーマにした講義をしています。
IT講義ではあるんですが、ITはあくまでもきっかけで、どちらかというと仕事をする上での姿勢やコミュニケーションの大切さについて重きをおいてお話をしています。歴史上の人物のエピソードなども交えながら、少しでも伝わりやすいように工夫しています。
――大学での講義は初めてのことだと思いますが、どうですか?
日本でもインターン生の指導をしていたので、人に教えることは多少慣れてると思っていたんですが、「仕事をする上で大事なこと」を教えることは初めてなので、正直難しい部分もあります。
「想い」の部分を伝えることが多いので、学生たちにうまく伝わったかなと不安になることもありますね。
でも、学生のレポートを読むと、「伝わっているんだな」と安心することも多くて、嬉しい気持ちになることもたくさんあります。僕の社会人としての経験やエンジニアとしての知識をどうアウトプットすれば人に伝わるのかを考えることはとても勉強になりますし、学生のみなさんから勉強させていただくことも多いです。
――学生の反応はどうですか?
反応は様々ですね。毎回すごくうなずきながら聞いてくれる人もいますし、眠たそうにしている人もいます。レポートを読んでも理解の度合は人によって違いますね。
それでも、講義を通して当社で働いてみたいと言ってくれる学生が何人もいるので、少しは魅力が伝わっているのかなと思います。
――講義をする上で意識していることは何かありますか?
せっかくベトナムにいるので、少しでもベトナムの発展に寄与できればと思っています。なので、学生たちが、これから社会に出て、プロフェッショナルとして活躍していく上で、少しでもプラスになる経験を提供できたらと思っています。
――今後さらにやってみたいことは何かありますか?
ベトナムで講義をしている大学は現在2つあるのですが、実はもう一つ関心がある大学があって、そこでも講義ができるようになりたいですね。
あと、「師範大学」は正式な単位が取得できる授業となっていますが、もう一つの「人文社会科学大学」の方はまだそこまで至っていないので、この活動を続けることで、正式な授業に昇格させたいと思っています。
新しい挑戦を前向きに楽しむ姿がとても印象的でした。
業務の範囲を超え、大学での講演に情熱を燃やす姿は、イルグルムのバリューである「領域を超えよう」そのものだと感じました。
これからもベトナムの学生や社会への貢献を目指して頑張ってください!
Impact On The World!!