こんにちは。人事戦略室の廣です。
イルグルムには、毎年個性豊かな学生さんが入社しています。
会社を選ぶ基準も、就活の仕方も十人十色。それぞれのやり方・考え方で、真剣にキャリアに向き合い、入社を決めてくれています。
まさに今、将来のキャリアについて考えている就活生のみなさんからは、「先輩社員が、どのように就活をしていたか聞いてみたい」という声をよく耳にします。
そこで今回は、漠然とした大手志望から意思をもってベンチャー企業を志すことにしたメンバーに、話を聞いてみました。
――まず、学生生活について教えてください。
高校までを大阪で過ごしたあと、広島の大学に進学しました。
小学校2年生からサッカーを続けていたので、大学でも体育会サッカー部の副キャプテンとして、全国大会出場を目標に練習に明け暮れる毎日を送っていました。あと1勝のところで敗れ、全国大会への切符は手にすることができなかったのですが、仲間と共に全力で取り組んだ経験は人生の糧になっています。
――サッカー漬けの多忙な日々の中、就活はどのように進めたのですか?
3年生の夏に大手金融機関のサマーインターンに参加したのが就活の始まりです。
部活が忙しく就活にあまり時間を割くことができなかったので、オフシーズンに広島から東京や大阪に行って一気に選考を受けたりと色々と工夫してやりくりしていました。
体育会系で地方大学出身だったので、就活では苦労することも多かったですね。そのことについては以前ブログを書いているので、ぜひそちらも読んでいただけたら嬉しいです。
――金融系とイルグルムでは方向性が違う気もしますが、ベンチャー企業にも興味があったんですか?
いいえ。全く考えていなかったです。そもそも「ベンチャー企業」という言葉すら知りませんでした。(笑)
――そうだったんですね。(笑)では、どのタイミングでベンチャー企業に興味を持つようになったんですか?
サマーインターン中に参加したグループディスカッションです。参加者の一人から「會野って、ベンチャーにいそう」と言われて、その時に初めてベンチャーという括りがあることを知りました。
せっかくなので視野を広げてみようと、いろんなベンチャー企業の説明会や面談に参加して話を聞くうちに、どんどん魅力を感じるようになりました。自社製品の持つ意義を熱く語り、世の中に価値を与えることにやりがいを感じている方が多く、その熱量と仕事に向き合う姿勢に共感する部分が多かったです。
学生時代、学級委員や部活のキャプテンなどを任せてもらえる機会が多かったので、誰かの役に立てたり、頼ってもらえることに喜びを感じていました。「みんなで何かを成し遂げたい」「誰かの役に立ちたい」という想いがいつも行動の中心にありましたね。社会人になっても仕事を通して誰かに影響を与え、結果として自分も成長できる環境がいいと思ったので、3年生の冬からはベンチャー企業に絞って就活をするようにしました。
――ベンチャー企業に絞ったあとは、どのように就活を進めましたか?
「ベンチャー企業に絞る」という方針は決まったものの、それ以外で就活の軸と言えるものがまだなかったので、かなり苦労しました。ゼロから自分に向き合って進路を決めなければならないので、かなり悩みましたね。
自己分析をしていく中で、これまで自分の意思で決断したことがないことに気づいて、「私の人生は誰の人生なんだろう…?」と思ったこともありました。振り返れば、サッカーも習い事も親から「やってみないか?」と言われて始めたし、高校や大学を選ぶ際も偏差値という基準の中で選んでいたんです。なので、就活はなんとしても自分の意思で決めようと、自己分析やベンチャー企業の社員面談をしながら少しずつ自分の軸を明確にしていきました。
――どんな軸だったんですか?
1つ目は、「マーケティングに関する事業」であること。
経済学を専攻していたので授業で馴染みがあったのと、仕事を通して幅広い業界の方と関われるところに魅力を感じました。
2つ目は、「成長している環境」に身をおくこと。
変化が激しいこの時代に、盛り上がっていない市場に身を置くのは勿体ないと思ったので、スマートフォンの普及で急速な成長が進むWeb業界やインターネット広告業界にターゲットを絞りました。
そして最後は、「社風がマッチする」こと。
チームで行うスポーツをずっと続けてきたので、チームワークを大切にしながら仲間と一緒に成長できる会社がいいと思いました。
――イルグルムとの出会いは、どのようなものだったのですか?
先輩に就活相談をしていた時に、自分の軸について話をしたら「イルグルムが合うんじゃない?」と言われて、社長座談会に参加したのがきっかけです。
参加してみて「自分の軸にかなり当てはまっている!」とちょっと驚きましたね。企業理念のImpact On The Worldは、自分が関わること1つ1つにImpactを与え続けようという意味があると聞き、まさに自分が理想とする仲間と共に成長できる環境だと感じましたし、幅広い業種のマーケティング活動を支援できる「アドエビス」も魅力的でした。
――入社の決め手はありますか?
人や社風に惹かれたというのが大きいですね。
社風は就活の軸の1つだったので、たくさんの社員と話がしてみたいと人事にお伝えしたところ、10名以上の社員と面談をセッティングしていただきました。
皆さんとてもフラットで、採用のためではなく、心から私の人生に向き合ってくれているという感覚がありました。業務も忙しいはずなのに、時には時間を延長して話を続けてくれたりと、学生相手にここまで本気になってくれるのかと本当に嬉しかったです。
たくさんの社員にお会いしたことで、納得感を持って入社を決断することができました。
――入社してもうすぐ2年になりますが、入社して感じることは?
早いスパンで変化と成長を感じられる業界を選んだものの、入社当初は想像以上の早さに戸惑いを感じたこともありました。学生の時に学ぶ知識は一度覚えるだけでよかったのに、変化の早いデジタルマーケティング業界では、常に最新の情報にアップデートしていかないとすぐに置いて行かれます。「知っている」ことが「できる」ようになるには、吸収した知識を自分のものにするための行動も欠かせません。そのことに気づくまでは、中々結果を残せず苦しんだこともありました。
――そんな時期があったんですね。どのようにして乗り越えたんですか?
苦しい時期を乗り超えることができたのは、私のことを信じ、支えてくれる仲間の存在があったからです。自分以上に自分のことを信じてくれるその気持ちに応えたいという想いがモチベーションになって頑張ることができました。「誰と一緒に働くか」という部分にこだわって、自分が頑張れると思える環境を選んでよかったと思います。
今では、マーケティングの知識も深まり、営業としても1年前とは比べ物にならないくらい成長することができました。自分の人生は自分で決めてこそ。その方が後悔もないし、頑張れると感じています。
――とことん自分と向き合って決断できたからより強くなれたんですね。
そうですね。自分の意思で決めたからこそ納得して前に進むことができ、自分の選択を正解にするための努力ができると感じています。
実は、親からはずっと「安定した公務員になってほしい」と言われていて。ベンチャー企業に就職することに反対されていました。でも、社会人としての第一歩は自分の判断を信じたかったので、何度も話合いをして納得してもらいましたね。
この記事を読んでいただいている就活生のみなさんも、キャリアについて悩むことがたくさんあると思います。悩んだ時は、ぜひ視野を広げていろんな方の声を参考にしながら、自分の気持ちと対話し、納得できる決断をして欲しいと思います。
「自分で決める」ことへの強い意思を感じることができたインタビューでした。中核メンバーとして大活躍している會野の経験が、就活生の皆さんに少しでもヒントになれば、嬉しいです。
イルグルムでは、内定者や社員の声が聞けるMeet Upを随時開催しています。會野のように視野を広げてみたい方や働くメンバーの声を聞いてみたい方は、気軽にお話を聞きにきてくださいね。