当社には、エンジニアのバイブル「オライリー」が全巻揃っており、好きな時に好きなだけ読めるというオライリー好きにはたまらないであろうコーナーがあります。
オライリー導入時の様子
大阪オフィスでオライリー全巻読み放題ですってよ。オライリーおとな買いしちゃったお話
すべての本はラベルで管理されており、共有しながら大事に読まれています。
貸し出し状況を確認してみたところ、なんと年間30冊近く読破している兵も!1か月平均2-3冊。勉強熱心です。
導入から2年を経過して、古い本と新しい本とでは背表紙の色褪せ具合がグラデーションになっているところもあります。
手作りのポップがついている本もあります。
エンジニアからエンジニアへ、知識の循環が生まれているんですね。
ところで株式会社ロックオンのエンジニアは、普段はアドエビスやEC-CUBEなどの自社プロダクトを開発していますが、どんなオライリー本を読んでいるんでしょうか。
年間10冊以上借りているエンジニアに、2018年に読んで特におすすめだったタイトルを聞いてみました。
カーハッカーズ・ハンドブック
推薦者:Tさん/開発部所属
アドエビスの製品開発担当。若手エンジニアたちのお父さん的存在。
カーハッカーズ・ハンドブック ―車載システムの仕組み・分析・セキュリティ
おすすめポイント:ECU(Electronic Control Unit)と通信プロトコル「CAN」の基本的な知識と具体的なハッキングの手法を知る一冊です。車のあれこれを映画感覚で読むことができます。仕事に直結しない本ですが、車好きとして単純に楽しめました。
CSSシークレット
推薦者:Kさん/カスタマーソリューション部所属
アドエビスの管理画面開発担当。入社2年目のクリエイティブ系女子エンジニア。
CSSシークレット ―47のテクニックでCSSを自在に操る
おすすめポイント:CSSで実現できることを広げてくれる一冊。CSS3の進化ぶりと幅広い可能性を学びました。フロントエンドの高速化に興味を持ったきっかけのひとつです。
子どもが体験するべき50の危険なこと
同じくKさんより
子どもが体験するべき50の危険なこと
おすすめポイント:さまざまな分野から選んだ50の活動を通して「本当の危険を見きわめる力」と「それに対処する力」を身につけるための書籍です。
オライリーの手広さに驚きました。「あられの中で遊ぼう」といった定番の遊びから、「火遊びをしよう」のような先生から絶対に怒られる内容まで幅広く載っており、オライリーのお茶目な一面に出会えました。
エラスティックリーダーシップ
推薦者:Nさん/EC-CUBE所属
エンジニア/プロジェクトリーダー。岸和田出身の熱くて頼れる男。
エラスティックリーダーシップ ―自己組織化チームの育て方
おすすめポイント:チームを自己組織化(自立している状態)するための解説本です。
チームにはサバイバル・学習・自己組織化モードの3種類の状態があるという説明と、その時々での対応方法について記載されており、チームリーダーにおすすめの本です。
カンバン仕事術
推薦者:Eさん/EC-CUBE所属
エンジニア/スクラムマスター。EC-CUBEチームの潤滑油的存在。
カンバン仕事術
おすすめポイント:カンバンを使ったチームでの仕事のやり方が紹介されています。
毎日タスクに追われてる?それならこの本を参考にカンバンを作ってみんなの仕事を共有しましょう。付箋とペンではじめるのがオススメです。カンバンの仕事をチームみんなで終わらせたら乾杯をしましょう。まずはここからスタートです!
生き物としての力を取り戻す50の自然体験
推薦者:Sさん/開発部所属
アドエビスの製品開発担当。モニタはタテ派。今春からベトナム拠点に赴任予定。
生き物としての力を取り戻す50の自然体験 ―身近な野あそびから森で生きる方法まで
おすすめポイント:アウトドアライフを満喫する時に、自然が好きになる・楽しくなる、そんな遊び方を数多くご紹介。社員旅行で無人島に行く際に借りました。人が自然の中に放り出されても、視点を変えればこんなに面白いことができるんだ!というのを実感させてくれます。面白い遊びがたくさん載っていて、普段アウトドアじゃない人が読んでも試してみたくてウズウズすると思います。
ゼロから作るDeep Learning
Sさんより2冊目!
ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
おすすめポイント:これは実際に購入しました。作者が自分の目の前で執筆理由を話しているのを聞いたのが、購入のきっかけです。かの天才科学者リチャード・ファインマンの名言「私は自分で作れないものは理解できない」に感銘を受けた作者が、「なんちゃってAI知識」を本物の知識にできるように丁寧に「ゼロ」から解説してくれます。人工知能の仕組を本当に理解できる貴重な一冊です。
いかがでしたでしょうか。
ひとくちにオライリーといってもいろいろな種類があるのに驚きました。
生き物の達者なイラストが表紙に描かれている技術書がオライリーだと思っていたのですが、良い意味で裏切られました。
他にも「太陽系図鑑」や「ギークマム」など、パッと見エンジニア系だけに限らないタイトルが揃っているようです。
個人的にはこの表紙が気になりました。
オライリーには一冊3,000円を超す立派な本も多いようなので、自腹を切らずに会社で気軽に読める環境があるのはお財布にも優しいですね。
今回、エンジニアのみなさんが趣味に仕事にオライリーをフル活用されていることがわかりました。
新刊が発売されたら本棚にも入荷されるようなので、また別の機会にもおすすめ本を聞いてみたいと思います!
**最後にCM**
今回「カンバン仕事術」を紹介してくれたエンジニアが「スクラム」をテーマに登壇するようです!
というわけで、RSGTでもらった熱量の恩返し。スクラムに出会ってから3年間のあれやこれやをお話しさせて頂く機会を頂きました!
Scrum Masterの現場 https://t.co/HGD6oHcjqM #devlove #DevKan @devlove_kansaiより
— ryo-endo (@to_ryo_endo) 2019年1月11日
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