こんにちは。開発部のライアンです。
今日は、私の所属している企画開発本部について、企画担当と開発担当がどのようにコラボレーションし、マーケティングプラットフォームの新しい機能を次々に生み出しているかを少しご紹介したいと思います。
企画開発本部の中には5つのチームがありますが、今回はその中でも「製品企画課」と「製品開発課」にフォーカスを当ててみたいと思います。
チームの名前も非常に似ていて、よく見ないとたまに見誤ることがあります。
私は開発部の製品「開発課」所属ですが、スケジュール表にある定例会議に自分の名前が入ってない!と焦って、あとでよく見たら製品「企画課」の定例会議だったこともしばしば・・
名前が似ていることからもわかるように、この2つのチームは密に連携しながら開発プロジェクトの計画と実行を行っています。
どんな業界であれ、技術でモノづくりをしていて、自社プロダクトを持っている企業だと、「企画」と「開発」、それぞれの役割を持った担当者(担当部署)がいると思います。
私は中途入社ですが、今まで経験した他の企業では、企画担当と開発担当の仲が悪い場合がほとんどでした。
企画担当は新しい企画を生み出し、新規顧客をいかに獲得できるかで評価されます。
開発担当ももちろん早いスピードで新機能をリリースしていくことを求められますが、プロジェクト進行と既存のシステムの安定稼働を保つためには、時に進むスピードを落とす必要も出てきます。
このように攻めと守りの利害が相反する場合、お互いへの理解が足りないといがみ合ってしまうことになります。
企「新規売り上げを背負わされている私たちのことは理解してくれず、細かい言い訳ばっかり言いやがって・・さっさとやればいいのに」
開「このまま無茶な進め方をしても、後でトラブルを起こすだけなのに・・どうせトラブルが起きたら対応するのは私たちなんだからそっちは関係ないでしょ?」
といった具合です。
株式会社ロックオンのマーケティングプラットフォーム開発においても、この難しさは変わらないはずなのですが、不思議と企画担当と開発担当の仲は悪くありません。
入社したての時、これが本当に謎でした。
もちろん、より良いものは何か?を真剣に議論する場では、お互いのプロ精神が発動し一歩も譲らない張り詰めた空気になる会議もあります。
しかし、終わってみるとみんな笑顔に戻るし、「では、飯でも行きますか!」となる。
どうしてそうなっているのか、時間をかけて見てみたところ、理由は「人」に尽きるのではないかと思います。
企画担当・開発担当共に自社プロダクトへの愛着があり、目前の評価や細かい利害の衝突よりも、より進んだもの、良いものを作って顧客に届けたいという気持ちが勝っているから、お互いに理解を示す流れができているのです。
今まで世の中になかった全く新しいサービスを企画することはもちろん大変で、様々な検討が必要ですが、長年育てられてきたプロダクトの上に新機能を追加したり仕様を変更する際にも、それに負けないぐらい考慮すべきことは多いです。
・ここを変えると、以前リリースした機能を台無しにしてしまわないか?
・ここを変えると、既存料金プランに矛盾が生まれないか?
・ここを変えると、全社で進めている製品のコンセプトと方向性に逆行してしまわないか?
・ここを変えると、維持運用のコストが大きく上がってしまわないか?
・ここを変えると、今営業でおすすめしている製品活用方法を覆してしまわないか?
・以前同じことを試してうまくいかなかったのに、再びそれを繰り返そうとしていないか?
などなど、考えることはたくさんあり、とても難しいのです。
これらのことを一人で抱えて考えるのは頭が痛いですし、見落とすことも多くなってしまいます。
したがって、必ず必要なのが、同じぐらいの情熱をもって自社プロダクトと向き合い、第三者の視点から気づきを共有してくれる仲間の存在です。
それぞれが自分のフィールドで真剣に企画と開発に携わってきました。
エンジニアから企画に転身した者もいます。
吉本 啓顕 / 企画部 部長
2009年新卒入社。エンジニア、営業、マーケティングを経て、現在はアドエビスの製品企画とブランディングを担当。心から熱狂できる仕事に次々とチャレンジし、EC-CUBE本の執筆やマーケティング部の立ち上げをはじめ、独自の営業スタイルの構築で複数回に渡る社内表彰獲得の経験を持つ。
圓増 真衣 / 企画部 企画開発課 課長
2008年新卒入社。芸大でデザインを専攻し、WEBデザイナーとして入社したものの、1ヵ月後にはエンジニアへ転向するという異色の経歴を持つ。アドエビスの開発やEC・DMP受託開発経験を経て、現在はアドエビスの製品企画に従事。
そんな者達同士だからこそ、今まで何をお客様が喜んでくれて、何を喜んでくれないか。ああでもない、こうでもない、と時間をかけてディスカッションができるし、飽きないのです。
なんといっても自分たちの頭と手で、製品の未来を育てていくことができる面白さが、企画と開発が近い組織の醍醐味だと思います。
大変なことももちろんたくさんありますが、そんな楽しさが株式会社ロックオンにあると、胸を張って言えます!
***
株式会社ロックオンでは一緒に自社製品を育ててくれるエンジニアを募集しています。
社員の秘密基地でのお食事会「オフメシ」や座談会等も随時開催しておりますので、ご興味ある方はぜひ!
株式会社ロックオン エンジニア特集ページ