こんにちは、マーケティングプラットフォーム開発部の斉田です。
青い空・・・白い雲・・・蝉しぐれ・・・
黄色の向日葵、真っ赤なスイカに、凛となる風鈴、喉越しの良いそうめんに、打ち上がる花火。
夏の風物詩は数あれど、私は毎年夏になると思い出すものがあります・・・
そう、それは
PHP カンファレンス!!
・・・PHPエンジニアだったら、やっぱりそうなりますよね。
なりますよね。いや、なりますね。うん、なります。
では気を取り直して・・・
PHPカンファレンスは毎年開催されている、PHPエンジニアのための祭典です。
大阪だけでなく、東京や福岡でも開催されています。
東京のPHPカンファレンスは10月開催なので、未だの人は間に合いますよ!
https://phpcon.php.gr.jp/2017/
株式会社ロックオンは毎年スポンサーとして協賛させていただいている他、エンジニア自身も登壇して開発時の苦労話ノウハウや、技術の話で盛り上げ役に貢献しています。・・・しているはず。
いざ、会場へ!
毎年の開催場所と打って変わって、今回は大阪駅直結のグランフロントで開催。
セレブリティーな雰囲気に感化され、キャラメルマキアートを注文してしまいそうな気をぐっとこらえて会場へと足を運びます。
会場につくと、弊社のEC-CUBEのエンジニアたちがブース設置をしていました。
何か手伝うことがないかなと私がオロオロしていると、後ろから
「おはようございます!」
と元気な声が。
振り返ると、そこには弊社の意外性No.1ルーキー岡嶋が立っているではありませんか!
岡嶋はどうやらこのPHPカンファレンスのスタッフも務めているらしく、PHPカラーである紫のシャツに身を包んでいました。それにしてもシャツが似合っている・・・。
そうこうしているうちにブースの設置が完了、私は写真を撮っているだけで何も手伝わないという愚行を犯しながらも、設置の完成を祝っていました。
それにしても、ブースの設置が早い。そこはいろんなイベントに出ているEC-CUBEのメンバーということなのでしょうか。
設置が終わると、あとはイベントの開会を待つのみ。緊張してそわそわしたり、始まってほしいような、始まってほしくないような、そんな運動会の徒競走が始まる前のような独特の空気が漂い始めます。
メイン会場となる部屋ではいつの間にかお客さんもたくさん入り、賑わい始めてきています。
PHP7のことについて話をしているのでしょうか。いや、どのフレームワークが良いかという論争でしょうか。エンジニアたちはみんな楽しそうな顔で言葉をかわしています。
そうこうしているうちに、オープニングイベントが始まり、そのまま基調講演へ。
タイトルは「PHPの現場から」という我々PHPエンジニアが共感したり、改めて開発時の注意点を再認識できる素晴らしい内容でした。比較対象として挙げられるJava言語などの違いを織り交ぜながら、初心者にもわかりやすく説明をなさっておられました。
ちなみに弊社のエンジニアは、
- パネルディスカッション 「PSRとDIとフレームワーク」
- PHP[TEK] 2017 参加レポート
- ぼくの辿りついた最強のPHP開発環境、あえてのWindows。
の3つに参加し、上2つをEC-CUBEエンジニアの奥、3つ目に同じくEC-CUBEエンジニアの遠藤が登壇しました。
順にご紹介していきましょう。
パネルディスカッション 「PSRとDIとフレームワーク」
まずはじめのパネルディスカッション
「PSRとDIとフレームワーク」
PSRというPHPでコーディングするときの標準的な規約(=コーディングルール)があるのですが、それと昨今流行りのDI(Dependency Injection)という作法との関係を語っていきましょうという内容です。
興味がある方はぜひDIについて調べて頂きたいのですが、この考え方とPSRの考え方って同じなの?違うの?良いの?悪いの?みたいな内容を議論するというものです。
そう、とてもこのパネルディスカッションに与えられた30分という時間では語り尽くせないディープな内容。
一つの答えが存在しないことに対して、みんなどう思います?という意見をぶつけ合う、技術者の醍醐味でもある討論なのです。
参加した弊社の奥 清隆(一番左)は、元々Java言語出身の人間。普段はEC-CUBEの開発部に所属しているのでPHPの開発をしているのですが、バリバリのJavaエンジニアでもあります。
社内でいつも他のPHPエンジニアと宗教戦争をプログラミングのあり方を熱弁している存在です。
そんな奥は、PHPとJava言語の違いから始まり、その言語の違いから生まれているそもそもの文化・考え方辺りから意見を切り込んでいました。
が、いかんせん他のPHPエンジニアも熱量が高い。押しながら、押されながら、討論は白熱していきました。
当初の予想通り、議論が30分で終わるはずもなく、半ば強引にストップを掛けるような形で終わってしまいました。「続きは懇親会で」の言葉に一同うなずきながら、場を後に。
イベントの後に開かれる飲み会懇親会で、第2ラウンドの火蓋がきっと落とされるのでしょう。
PHP[TEK] 2017 参加レポート
次の講演は引き続き、弊社の奥が登壇する
「PHP[TEK] 2017 参加レポート」
が始まります。
これは5月末に奥と中山がアメリカのアトランタで参加してきた海外のPHPイベント「PHP TEK」の内容をこのイベントでレポートするというものです。
内容は、「海外の技術カンファレンス「PHP[TEK] 2017」に参加してきました!」を見ていただいたほうがここで説明するよりわかりやすいと思うので、詳しくは割愛します。
・・・というのもあれなので少しだけ触れておくと、
- 「我々日本のエンジニアも、臆せずに海外のカンファレンスに参加すればいいよ!」
- 「英語は意外となんとかなる。行ってみようという挑戦する事が大事!」
- 「アメリカのエンジニアも日本と結構同じ課題抱えていたりするよ!」
- 「ピザのサイズはめっちゃでかいよ!」
と、聞いていて暑くなる熱くなる内容でした。
モチベーションコントロール大事ですよね。
ぼくの辿りついた最強のPHP開発環境、あえてのWindows。
そして最後は、遠藤が登壇した
「ぼくの辿りついた最強のPHP開発環境、あえてのWindows。」
についてご紹介します。
PHPを始めWebの開発エンジニアが抱えている「開発環境をどう構築するか」という課題。10人のエンジニアがいたら10通りの答えが返ってくると言っても過言ではないこのテーマに、遠藤が一つの答えを投げかけます。
環境の構築に絞って語られたこのテーマは、遠藤が提唱する一つの方法「PHPStorm + SFTPアップロード + ローカルVM」がまず最適解なのではないか、と投げかけられ、それに様々な肉付けやパーツ交換をすることで、環境構築の考え方もバリエーションをもたせることができるという内容でした。
詳しくは以下のスライドを見ていただけるとわかりやすいかと思います。
喋る直前はとても緊張しており、「あの子うまくできるかしら・・・」と学芸会で子供の発表を待つ母親のような心境でしたが、そんな心配なんのその。堂々と、自身の発表を展開していました。お母さん嬉しいわ・・・!※遠藤の方が先輩
ベテランのエンジニアになるとトークスキルも高くなるのか・・・!
最後に
PHPのエンジニアによる、PHPのエンジニアのためのイベント、それがPHPカンファレンス。
(今の一文だけで舌を噛みそうですね)
普段会社でしか会わないエンジニアの垣根を超えて交流が生まれるこのイベントは、開催する側も参加する側もみんな笑顔で楽しめる素晴らしいイベントです。
会社のプロジェクトでは当たり前に思っていたことが、世間に出てみると実は誤っていたとわかったり、新しい技術や開発手法に触れて自己研鑽に役立てたり。
おのおの参加する理由は数あれど、みんな開発が好きだからエンジニアを続けているんだ、というのが個人的には再認識できるそんなイベントのように感じました。
こういうイベントに行くと自然とモチベーションもあがるような気がします。
ここで得た知識や交流をまた更に業務に活かせるように、あと個人的にはもうちょっと写真を撮影するスキルがあげられるように、日々頑張っていきたい所存であります。
以上、PHPカンファレンスのレポートでした。
最後までご拝読いただきありがとうございます。
来年のイベントにはぜひ皆さんも足を運んでみてくださいね!